週刊東洋経済2022年4月16日号「経済学者が読み解く現代社会のリアル」の参考・補足資料
最終更新:2022年11月10日
記事の土台となった筆者の研究が以下になります。
- Yuta Toyama “Dynamic Incentives and Permit Market Equilibrium in Cap-and-Trade Regulation” November 2022, Working Paper
酸性雨プログラムの詳細について一般向けに紹介している文献が以下となります。記事内で言及した「壮大なる政策実験」という言葉は”Grand Policy Experiment”から来ています。
Schmalensee, Richard, Paul L. Joskow, A. Denny Ellerman, Juan Pablo Montero, and Elizabeth M. Bailey. 1998. “An Interim Evaluation of Sulfur Dioxide Emissions Trading.” Journal of Economic Perspectives, 12 (3): 53-68.
Stavins, Robert N. 1998. “What Can We Learn from the Grand Policy Experiment? Lessons from SO2 Allowance Trading.” Journal of Economic Perspectives, 12 (3): 69-88.
Schmalensee, Richard, and Robert N. Stavins. 2013. “The SO2 Allowance Trading System: The Ironic History of a Grand Policy Experiment.” Journal of Economic Perspectives, 27 (1): 103-22.
記事の中で紹介した、酸性雨プログラムのオープンデータは以下になります。Air Markets Program Dataでは酸性雨プログラムのみならず米国環境庁(EPA)が所管する他の規制に関するデータについても公開されています。
また、米国エネルギー情報庁(EIA)においても、電力産業における広範なデータが公開されております。一部のデータについては発電所レベルでの粒度で公開されています。